どうも運営です。
ICOを行わないことで、最近話題のオタクコインについて考察してみました。
オタクコインは、フィギュアの販売や商品開発、漫画の翻訳を行う外資系のTokyo Otaku Mode(本社アメリカ)が昨年12月に発表しました。
今後、オタクコインを購入検討されている方は参考にして頂けると幸いです。
オタクコインの概要(パラメーター)
ジャンル | オタク文化の発展に貢献 |
発表内容 | |
公式サイト | https://otaku-coin.com/ja/ |
ツイッター | https://twitter.com/OtakuCoinCom |
フェイスブック | https://www.facebook.com/groups/otakucoin/about/ |
コイン名 | オタクコイン |
単位 | OC (仮) |
供給量(発行枚数) | 100,000,000,000(1,000 億枚 |
テレグラム | |
ホワイトペーパー | https://otaku-coin.com/pdf/ConceptPaper_DL.pdf |
ロードマップ | 下記参照 |
ウォレット | 専用ウォレットを作成決定 |
ロードマップ
ホワイトペーパー(コンセプトペーパー)にロードアップがございましたので紹介します。
2018年
5月9日:プレスセミナー(記者会見)
夏~秋以降:オタクコイン無償配布(AirDrop & Bounty Program)
2019年
プロジェクトモデルケース創出
投票プラットフォーム開始
オタクコインを購入できる取引所

現在、どの仮想通貨取引所へ上場するかは発表されていません。
仮想通貨取引所への上場も視野に入れる。上場となれば市場の売買で通貨の価値が変動するため、価格の固定をやめて市場に任せる考えだ。上場までは固定相場で決済を受け入れるため、「Tokyo Otaku Modeが月に数百~数千万円の支払いを負担することになるだろう」と小高CEO。
一応、上場は視野に入れているようです。
また、上場されるまでは固定相場制を導入して価格の変動を一定の間で固定します。
ちなみにその他有名な「NANJコイン」「VIPSコイン」「MONAコイン」はコインエクスチェンジ(coinexchange)やビットフライヤーにて上場されています。
仮想通貨取引所へ上場して初めて取引(売買)が行われ価格が変動します。
オタクコインがもし海外仮想通貨取引所へ上場するのであれば、基軸通貨の購入が必要です。
今後発表される可能性もありますので静かに見守りましょう。
基軸通貨が購入できる取引所
BTC・ETHを購入するには、日本の仮想通貨取引所への口座開設が必要です。
まずは、基本的に口座開設までには確認ハガキ到着含め、2週間程要します。
しかし、ヒットフライヤーの場合は、本人確認ハガキの到着を待たずに口座開設及び、取引が可能です。
ビットフライヤーはこちら:https://bitflyer.jp
youtube
オタクコインの現在価格
現在オタクコインの1枚あたりの価格は固定相場制で1円になると言われています。
※固定相場制とは、価格の変動を一定の間で固定することです。
オタクコインの性能等

それでは現在発表されている情報を元に詳しく考察させて頂きます。
オタクコインの大きな目的は「 仮想通貨「オタクコイン」(ERC20 トークン)をGAME・アニメーション・漫画などの業界に広く流通させる 」ことです。ブロックチェーン技術を用いて、クロスボーダー(国際間の取引)で世界中に向けオタク文化のファン・クリエーター・関連企業を繋げる発展に貢献する。
大きなオタクコインの用途は
・プロジェクトへの投票権
・オタク財団の関連企業が運営するECサイトなどでの商品購入
ちなみに私あまりオタクという言葉になじみがなかったんですが、調べてみました。
オタクとは英語で「Otaku」と言うように世界共通の言葉なんです。
英語でもオタク的な意味を持つ、ナード(英: Nerd)やギーク(英: Geek)という言葉は存在します。ではなぜ”Otaku”という言葉が浸透したのでしょうか? その理由は日本の最先端のアニメ文化にあるようです。海外でもブレイクした人気アニメはほとんどが日本発祥のものであり、そういったアニメとともに「オタク」という言葉も一般化されたようです。同じ言葉を使うことで、海を越えて共通の仲間意識というものが生まれるのかもしれませんね。
これは初めてしりました。
その為、オタクコインと言う命名は世界的に通用すると言う事です。
英語の場合は「Otaku coin」になるのかな?
どうやってオタク文化に貢献するの?

では具体的にオタクコインはどのようにオタク文化に貢献していくのか?コンセプトペパーを調べてみました。
コミュニティ通貨と投票権
オタクコインはオタク文化を対象にした「コミュニティ通貨」で、オタク文化の意思をダイレクトに反映することができる「投票権」に必要みたいです。
具体的には、下記の様な投票でオタクコインが使用されます。
i ファンがオタク文化の発展に寄与するようなプロジェクトに投票・資金提供できる仕組みを作ることで、クリエイターが次の作品を生み出しやすくなり、オタク文化の発展につながる
ii コミュニティ内にグローバルな仮想通貨が流通することにより、手数料や為替など決済におけるボトルネックが解消され、エコシステムがより循環し、コミュニティが活性化する
iii 世界中のファンが、オタク活動(正規版サイトでの視聴や宣伝活動、商品購入など)を通じて対価が得られる仕組みを参画パートナーと創り、ファンの増加と健全なコミュニティの発展を促す
「i」に関してはオタク文化に特化したクラウドファンディングみたいな感じですね。
オタクコインを保有したユーザーに向けて「ドラゴンクエスターってGAME作りたいから誰か俺に投票して下さい!」って感じですね。
また 投票権はコインの保有枚数に応じて量が反映し、投票してもコインは減らない とのこと、選ばれたプロジェクトに対してオタクコイン財団がトークンを配布します。
実はここに1つ大きな問題があります。
これって非中央集権じゃないよね!理由は投票権が保有枚数によって左右するからです。
保有枚数に関係なく、1人1票にしないとだめだと思います。
資金力にものを言わせた企業や投資化が、オタクコインを買い占めて自分が好きな人やサービスに投票したらどうですか?
中央集権と全く同じですよね・・・ここの改善は絶対に必要だと思います。
「ii」これは仮想通貨のメリットを抑えてますよね。
クレジット決済や振込み手数料が、仮想通貨によって取引することで抑えることができます。これもオタクコイン財団のサジ加減ですが・・・
「iii」はそのままですね。オタク活動を行う事で、その対価としてオタクコインが付与される仕組みです。
非中央集権のスキームを整える
これはもちろんですよね。仮想通貨でプラットフォームを構築するいじょう非中央集権で行うのが当たり前です。
そのためにエアードロップを行い、1人でも多くのオタクコイン保有者を増やして活性化させるんですね。
みんなが平等に投票を行う事ができて、公平に判断されるプラットフォームは楽しみですね。と言いたい所ですがやはり投票権は納得できない人が多いと思います。
オタクコイン専用のアプリケーション開発
そしてオタクコインは専用のアプリウォレットの開発を行うと発表しています。
ウォレットを取得すると、オタクコインの最新情報やコミュニティに入ったり様々な特典があるようです。
具体的な完成時期などは触れられていません。
まあ通常のウォレット機能にある送金・受金は間違いなく備えられていると思います。
ちなみにオタクコインは「ERC20 トークン)」です。
ETH(イーサリアム)のブロックチェーンから生成されています。
ちなみにNANJコイン・VIPSコインは上位互換の「ERC223」です。
総供給枚数1000億枚の内訳
オタクコインの総供給枚数は最近ではひじょうに多い1000億枚(1枚1円として1000億円><)です。
39%がオタクコイン財団(仮称)にて保有し、運営費に当てる
61%の内一部をAirDrop・Bounty Programにて無償提供されます。
※具体的な無償配布枚数は不明です。
39%の内訳をもっと明確にすべきですよね。
開発費○%、マーケティング費○%、運営費○%とか・・・
まあ今後具体的な内訳が発表されると思っています。
もちろん実際の無償配布分の割合も発表お待ちしております。
やっぱり仮想通貨自体が透明性を訴求しているんだから、そこは内訳等もクリアにすべきと思います。
おそらく上場後残ったコインはBURNやロックアップされると思います。
チーム
下記コンセプトペッパーから抜粋しております。
2018 年 5 月現在、OCPC の運営メンバーは以下のような業界におけるキャリアや事業立ち上げに精通した人々が、日々の運営においても中心的な役割を担っています。また、すでに OCPC を起案した TOM 以外のメンバーが過半数を占めています。
上記の主要メンバー以外にもアドバイザーが多数います。
アドバイザーの池上真之氏が「オタクコイン」に参画する理由
昨日、池上さんより「アドバイザーに就任」した参画が発表されましたので一部抜粋います。
日本人が「FXに似た新しいもの」程度にしか思っていない「コイン(仮想通貨)」も、実は海外からは日本が先進国だと思われています。日本が仮想通貨先進国という世界の評価は、実態と比べてしまうと過大評価かもしれません。しかし、この評価に対して「それは事実ではない」と説明するよりも、その事実を作ってしまえばいいと池上氏は言います。
medium仮想通貨だけではなく「日本のサブカルチャー」も海外からみた日本の魅力です。
是非「事実を作って」欲しいですね。
オタクコインの今後について
コンセプトなどは面白いと思います。
しかし、既に数多くの国産トークンが発行されている中から「オタクコイン」を選択する理由が見当たりません。
そして厳密に言うと国産ではなくアメリカ産ということも知る必要があります。
1コイン=1円と言うのもどうなのか・・・確かにクロスボーダーで取引を行う前提なら仮想通貨にする必要はありと思います。
送金速度だったり手数料だったり。しかし、国内だけでまずはスタートです!ってなった時は「円」で良いのでは・・とも思ってしまいます。
まあ確かに投票プラットフォームはいいと思います。しかし保有枚数によって投票量が変わるという点は全く理解も出来ません。
豪華なアドバイザーさんが多数いますので「これは凄い!」と思いますよ、このあたりのマーケティングはうまいな~って思います。
しかし、数々のICOや上場コインを見てきた強者にはどう映っているのでしょうか。
もらったオタクコインは取引所で売ってもよし!ECサイトで商品を購入してもよし!
まっ間違いなくこんな事はないですが。
兎にも角にも凄く注目されているトークンなので、今後もどんどん伝えて参りたいと思います。