どうも始めまして和田です。
今回はwebディレクターの仕事について深く掘下げていきます。
私はwebディレクターとして営業時の案件も含め約600件のWebサービス(HP・EC・システム)の作成に携わってきました。
そういった経験からwebディレクターの年収や仕事内容などを具体的に紹介して参ります。
- webディレクターを目指しているけど将来性はあるの?
- webディレクターは激務と聞くけど週末は休める?
- 気になるwebディレクターの年収は400万以上あるの?
- 高卒でのWebディレクターになれるの?
などの疑問や悩みをお持ちの方は、是非参考にして頂けると嬉しいです。
まず、結論から申し上げますが WEBディレクターの仕事は年収もよく将来性もあり ます。
そして、未経験で始められる仕事なので常にトレンドを追い、スキルアップが必要となります。
是非、今後webディレクターを目指している方は参考にして頂けると幸いです。
この記事では以下の内容を紹介していきますね^^
目次
- 1−1.webディレクターの種類
- 1−2.webディレクターの年収は?
- 1−3.webディレクターの将来性は?
- 1−4.未経験でもwebディレクターになれる?
- 1−5.webディレクターになるには?
- 1−6.あったら良いなと思うスキル
- 1−7.webディレクターの残業は?
- 2−1.クライアントの要望をヒアリング
- 2−2.具体的なサイトマップやロードマップを書く
- 2−3.再度クライアントとディレクション
- 2−4.制作サイドとのディレクション
- 2−5.TOPデザインとクライアントへ提出
- 2−6.次はコーダーへの依頼
- 2−7.ようやく仮アップ完了
- 2−8.納品・検品を行い請求へ
1.現役webディレクターが教える仕事の全て

それでは早速webディレクターの仕事に関する全てを紹介していきますね!
みなさんが気になる事を全てオープンにさせていただきます^^
1−1.webディレクターの種類
webディレクターと言っても大きく4つのカテゴリに分けられます。
えっ!そうなの?って思っている方も多いはずです。
その4つのカテゴリは以下の通りです。
- システム開発webディレクター
- 自社事業webディレクター
- 制作会社webディレクター
- 広告代理店関連webディレクター
それぞれの仕事内容は全く違いますので、 自分が目指すwebディレクターをまずは明確にする 必要があります。
別記事にて詳しくwebディレクターの種類と業種を紹介していますので、気になる方は合わせて読んでくださいね^^
1−2.気になるwebディレクターの年収は?
全体平均 | 男性 | 女性 | 生涯賃金 |
451万 | 472万 | 405万 | 2億314万 |
では早速皆さんが気になるwebディレクターの年収を紹介します。
もちろん会社によってその年収は全く変わってきますが、私の例を元に説明させて頂きます。
私の場合は 約450万 です><
これはwebディレクターの一般平均年収とほぼ同じです。
有名企業のwebディレクターの年収
株式会社ドワンゴ(ニコニコ事業) | 400万~700万 |
株式会社サイバーエージェント(メディア統括部) | 400万~650万 |
※2018年10月30日時:マイナビ転職「WEBプロデューサー・WEBディレクターの転職・求人情報」
一般的なwebディレクターの年収は上記表に記載しましたが、DODAによると451万で生涯賃金2億314万円です。
これはクリエイティブ系の年収ではかなり良いほうです。
また マイナビ転職を見ると約350万~600万の募集が多く、一部アッパー「800万」なども少しあります ね^^
しかしwebディレクターは営業のように成果報酬(インセンティブ)がつかない為、一般的には毎月一定の給与(年俸制が多)です。
給与を上げるには簡単な話、昇格を行うかキャリアアップ(転職)するほかありません。
webディレクターは能力給などないものと思って下さい。
ちなみに私もGoogleのアナリティクスに関する資格を取得していますが、全く給与に反映しておらず「自己満足」で終わっています。
その他にも多数の「WEBディレクター向けの資格」がございますので、自分の能力アップと張り切って取得を目指してみましょう。
マイナビクリエーター:Webディレクターに有効な資格19選 – 体系的な学習は大きなプラスに
1−3.webディレクターの将来性は?
では続いてはwebディレクターの将来性です。
これとても気になりますよね・・・
まず結論から申し上げると「 将来性は間違いなくあります! 」
理由はかならずwebが関連する仕事にはディレクションが必要だからです。
どれだけ簡単にwebサイトが作れるといっても、集客やSEOを考えると必ずディレクションが必要です。
しかし、個人商店などのwebサイトは自ら作成する時代が必ず来ます。
昔(10年ほど前)はwebサイトを作るのに100万~200万て時代がありました。
今ではCMSを使ってテンプレートを購入すれば、誰でも簡単に作れます。
そして作成までの情報はGoogleで調べれば、丁寧に説明されたサイトが山ほど存在する。
しかし中小企業(10~50名)クラスになると企業のブランディングも関係しますので、簡単なwebサイトでは問題が発生します。
例えば投資用マンションを販売する会社のホームページが「テンプレートで作った」安っぽいデザインだったら、まず話も聞こうとなりませんよね?
主に webディレクターはこういった中小企業以上規模を相手にディレクションを行っていきます 。
現に私も個人商店ではなく中小偉業以上の仕事がほとんどです。
つまり、企業(中小企業以上)がホームページを持たない時代がこない限り、Webディレクターの仕事がなくなることはなく将来性はあると言い切れる。
ホームページだけじゃない!今後webディレクターの需要増える

※引用:IPA「IT人材白書2015年」(IT企業向け調査結果から)
また、ビッグデータ、IoT等の新しい技術やサービスの登場により、今後ますますIT利活用の高度化・多様化が進展することが予想され、中長期的にもITに対する需要は引き続き増加する可能性が高いと見込まれる。IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果
上記は、平成28年6月10日、経済産業省から依頼を受けた「みずほ情報総研株式会社」が発表した調査結果の言葉です。
つまり、ホームページを作成する・運用の補助をするなどだけではなく、、、
- IoTの発展
- Webアプリケーションの開発
などの登場で活躍の場が増えていくことが考えられ、将来性は今後増え続けると言えます。
1−4.未経験でもwebディレクターになれる?
これについては結論から申し上げると「YES」です。
その理由は、これだけPCやスマホが普及している時代です。
誰でもwebを毎日の様に体験しています。
生まれてから全くwebというものを「体験した事がありません><」と言う方は別 です。
でもこんな人はおそらくいませんよね?
自然と最低限必要な知識はついてると思うんですよね~例えば・・・
- どんな構成が文章が読みやすいページなのか?
- 検索するときにはどのブラウザ(Google・Yahoo)を使うのか?
- どんな写真が文章にあっているのか?
- 1つの商品を説明する時、どんなページがあったらいいのか?
こんな感じかな? あなたが普段から体験している事がwebディレクターにとってとても重要 なんです。
もちろん専門用語はたくさんありますが、そんな事は職についてから学べば良いことです。
そして専門用語はクライアントとのディレクション時、ほとんど使うことはないです。
難しい専門用語(バスワード)ばっかり並べていたら、クライアントは「何言ってるんだ??」ばかりで意思疎通できません からね^^
ちなみに私がwebディレクターになったのも「未経験」からですし、全色はゴリゴリの営業会社で広告を売ってましたw
未経験からWebディレクを初めても、数多くのクライアントが喜ぶ顔を見れているので、やる気さえあれば未経験でも活躍できるフィールド です^^
1−5.webディレクターになるには?
ではwebディレクターになるにはどうしたらいいの?って思いますよね。
簡単です。前項にて紹介しましたがwebディレクターになるには資格や経験は必要ないです。
その為、 単純なはなし求人広告などを見て申込をするだけでOK です。
もちろん中には最低限の知識を欲する企業がいます。
しかも今どの企業もwebディレクター不足で悩んでいるはずです。
私の会社も人手不足で案件数がとんでもないです・・・(多い時は一人で20件以上を抱える><)
こうやってwebディレクターの年収や将来性を調べている時間ももったいないです。
未経験でも募集している会社を見つけてまずは応募しましょう^^
実行あるのみです^^
例えば「リクナビNEXT」では数多くの「Webディレクターの未経験求人」が紹介されているので、目を通して見るのもおすすめです。
URL:https://next.rikunabi.com/web/
1−6.あったら良いなと思うスキル
もちろん未経験でも就職可能なwebディレクターですが、仕事をする上であったほうがいいスキルがあります。
それは技術とか知識ではないんです。
具体的に説明させて頂くと以下のスキルがあると仕事がうまく行きます。
- ヒアリング能力
- コミュニケーション能力
- 聞き上手
- おだて上手
- 人にお願いするのが上手い
- スケジュール管理能力
- 色彩感覚
- 本などの文章を読み書きするのが好き
- 集団行動が好き
ま~こんな感じですね^^
のちほど具体的にwebディレクターの仕事内容を紹介しますが、上記の事柄がむちゃくちゃ関係してきます!
webディレクターの仕事は基本的に 「伝達」「提案」「調査」「考察」「円滑」が重要 なんです。
どれだけwebの知識があってもこれらが疎かな場合、webディレクターとしての仕事が勤まらないんですよ。
より詳しいwebディレクターに必要なスキルは下記記事を読んでくださいね。
1−7.webディレクターの残業は?
昨年からですかね?働き方改革によって働きやすい環境になっているのは確かです。
しかし、改革が始まって残業がない会社なんと氷山の一角です。
- 繁忙期は毎日の様に午前様
- もちろん土曜日も仕事なんて当たり前
- webディレクター1人が抱える案件数は会社によって様々(私は一人で20件を担当したことも…)
大きなクライアントをwebディレクター数人でディレクションしたり、中小企業のディレクションをwebディレクター1人で数十件抱えたり・・・
これは会社の抱える案件によって異なりますが、間違いなく激務です。
2.具体的なwebディレクターの仕事内容

では具体的にwebディレクターはどんな仕事を行っているのか、現役である私が紹介します。
結構いろんな仕事があるので多分ビックリすると思います。
とても 華やかで憧れの仕事と思う方も多いと思いますが、結構どろくさい部分もあります ・・
就職してから「思ってた内容と違った・・・」とならない様に全て紹介します!
2−1.クライアントの要望をヒアリング
まずは営業マンなどが受注した案件のクライアントへ出向いてじっくりヒアリングします。
- 商材の内容
- 商材の魅力
- 商材の価格帯
- 商材のターゲット層
- ターゲット層の性別
- ターゲット層の年齢
- ターゲット層の性格
- ターゲット層の好む色
- ターゲット層からよくある質問
- 成果の目標
ま~上げればきりがありませんがこれくらいにしておきましょう。
簡単にあげるだけでもこれだけのヒアリング内容が存在します。
しっかりヒアリングする内容を考えていく必要があります。
ここがぶれたり、憶測で勧めてしますと成果が出せません。
ヒアリングに必要なのはコミュニケーション能力です。
特別な知識や技術は関係ないです。
その会社や店を「もっと知りたい!」と思うことがとても重要です。
あなたが実際に商材を購入する時、疑問に思うことでもいいですし。
2−2.具体的なサイトマップやロードマップを書く
ヒアリングした内容を元に、サイトマップ(本で言う目次的な物)とロードマップ(進行表)を書きます。
あっ書くといっても紙にかくのではなくエクセルやパワーポイントです^^
ヒアリングした内容から想定される必要なページです。
例えば・・・
例:結婚相談所場合
- 店舗概要
- お問合せフォーム
- サービス・プラン内容
- ●●結婚相談所が選ばれる理由
- 結婚されたお客様の声
- 恋愛丸秘テクニック集(ブログ形式)
- 良くある質問
- スタッフ紹介
- 入会から成婚までの流れ
- 初めての方へ
カラー:コーポーレートカラーのグリーン
テイスト:30代の女性をターゲットにした柔らかいテイスト
構成:1カラム
これはあくまでも例ですがこんな感じでヒアリングした内容から想定されるサイトマップを構築します。
そして、このwebサイトを具体的に成果物として完成させるにはどのようなスケジュールで動いていく必要がありのか?を考えます。
その際は、先方納期から逆算したり、自分の中でしっかり納期を考えてロードマップを書きます。
ここで問われる能力はライバルサイトの「調査」、サイトを構築することで考えられる効果「考察」です。
2−3.再度クライアントとディレクション
webディレクターが作成したサイトマップやロードマップを元に先方と再度ディレクションを行います。
この際には、クライアントへの提案力がとても重要となります。
しっかり先方を説得では納得して任せてもらえるように行う必要があります。
この段階でクライアントより不信感を抱かれてしまうと、今後の制作がうまくいかないケースがあります。
「このディレクターの提案する色とかページの内容は本当にちゃんと考えてきたのか?ちょっと不安だな・・・」なんと思われたら終わりです。
うまく事を進める豆知識としては必ず、提案する内容に理由を添えることです。
2−4.制作サイドとのディレクション
ここまで来ると一旦あなたの手から離れます。
クライアントとディレクションして決まった内容を、制作サイド(まずはデザイナー)へ伝えます。
この際もっとも必要とされる能力は「伝達」と「円滑」です。
人に物事を伝えるのはとても難しいので、伝え方が弱かった場合、上がってきたデザインが「あれ?」ってことがありますので注意が必要です。
そして物事を円滑に進めるにはどうすればいいのかとしっかり考える必要があります。
時にはデザイナーのご機嫌をうかがったりなど、社内の制作サイドとの円滑な連携が重要です。
2−5.TOPデザインとクライアントへ提出
ここはとても緊張の瞬間です。
TOPデザインはクライアントに気に入ってもらえるのか?方向性に間違いはなかったのか?
ま~殆ど場合、一発でOKをもらうことはありません。
何度もこの段階で修正を行っていくんですが、ここではクライアントの思いや要望を聞きだし能力「聞き上手」がとても必要となります。
クライアントは「う~んもっとこう~明るく?いや華やかにかな~」など中々具体的な要望を言ってくれません。
そこではしっかり参考となる色を出して提案することが重要です。
その為、webディレクターは常日頃から色んなwebサイトを見るようにしましょう。
2−6.次はコーダーへの依頼
次は完成したTOPデザインをコーディングしてもらい必要があります。
ここでもコーダーとしっかりディレクションが必要となります・・・
いや~本当にwebディレクターはやることが一杯なんです。
キーワードの設定(各ページのタイトル・ディスクリプション)だったり、強調してほしい箇所だったり、画像はこんなものを使用してほしいとか・・・
特に成果に直接関係してくる大事な部分なので、しっかりとしたディレクションが必要なんですよ。
ここでもやはり「円滑」に物事を進めるための「伝達」と「コミュニケーション」が重要となります。
2−7.ようやく仮アップ完了
ようやくコーディングも終了しました。
「よし!お客様に見てもらおう!」ではないです。
その前にしっかり全てのページが問題なく動くのか?リンク先に問題はないのか?問合せフォームは稼動しているのか?タイトル・ディスクリプションは同じじゃないか?等などデバッグ作業の始まりです。
ここむちゃくちゃ重要なんですよね・・意外とコーダーなんのミスは多いので><
そして問題なければクライアントへ提出です。
ここではリスクヘッジがとても重要です。
「弊社にて各ページの内容を細部まで確認いたしましたが、万が一不具合等ございましたらお申し付け下さい。」
等の一文を添えることでリスクヘッジを行います。
間違いなくこの段階で修正はきますので、しっかりヒアリングしてコーダー及びデザイナーへフィードバックします。
2−8.納品・検品を行い請求へ
お疲れ様でした。
ようやくここでwebディレクターの仕事は終わりを迎えます。
ここで良く起こる問題は、ページ数が制作過程で増減したのに当初の見積で納品することです。
ページ数などはwebディレクターが一番理解していることなので、しっかりクライアントと相違がないようにしましょう。
納品・検品が完了したら請求書を送付して完了です。
しかし、ここからがwebサイトの本当のスタートです。
一昔前は納品=終わりでしたが、昨今では納品=スタートです。
納品した日から日々の解析を行い、成果を徹底的に求めていく必要があります。
まっこの仕事は通常コンサル部門だったりカスタマー部門が引継ぎますのでご安心くださいね^^
3.webディレクターになるメリット

あっ!けっこう厳しい内容もありましたがwebディレクターになることのメリットもあります。
個人的に感じるメリットを上げさせて頂きますね。
- 女性にモテる
- 副業が始めやすい
- 今後も将来性がある
- 転職によるキャリアアップが可能
- プライベートでもコミュニケーション能力が生かせる
こんなイメージですね^^
「俺はwebディレクターやってるよ!」って言うと女子受けはいいですね。
こんな泥臭いことをやっているとは思ってないはずです。。
また、副業が始めやすい理由はwebディレクターの場合、webに関係する様々な知識がつくからです。
デザイン・コーディング・SEO・ライティングなど多岐に渡る知識は アフィリエイトなどを副業とする場合かなりアドバンテージ です。
これは本当に間違いないです。
そしてやっぱりコミュニケーション能力の向上ですね。
どんな仕事でもどんな場面でもコミュケーション能力は必要ですからね^^
より詳しいwebディレクターになるメリットをまとめましたので、あわせて読んでくださいね。
4.最後に

読んで頂いたとおり、決してwebディレクターの仕事は楽ではないです。
そして最後まで読んでいただいたのでお解り頂いたと思いますが、まったく技術や能力は必要ないんです。
もちろんSEOの知識だったり色彩関係の資格があったら自らのブランディングにはなります。
クライアントを納得させる材料にもなります。
これからwebディレクターを目指す方へ参考にしてもらえると幸いです。
それでは未来のwebディレクターが成功することを祈っています^^
和田より